2018-01-01から1年間の記事一覧

1230

今日はすごく寒かった。朝からバイト、今日はバイト納め。帰る時に職員さんから今年も一年ありがとうと言われただけでなんだか急に泣きそうになってしまい、その後の帰り道でそんな自分をめちゃくちゃダサいなと思った。 最近買ったロードバイクが離陸するぐ…

1224

曽我部恵一の「バカばっかり」を聴きながら、日々会う人たちのことを考えた。歌詞はほとんど追っていなかったけど、「バカばっかり」という言葉が聞こえる度になんだか暗くなっていた視界が開けて行くような感じがした。「あいつもこいつもバカばっかりだ」…

今は、どこでも映画を見たり、音楽を聴いたりできる。毎日僕もスマホで映画を見て電車に乗り、ストリーミングで音楽を聴きながら帰り道を歩いている。だけどそこで得られる体験は、映画館で映画を見たりライブハウスで音楽を聴いたりする体験と似て非なるも…

1222

朝からバイト、眠くて仕方なかったけれど仕事は別にしんどくないしむしろ仕事している間は何も考えないので心は落ち着いている。体と心の疲れは密接に関わっていて、どちらかが不調だと自ずともう片方も不調になるらしいが、心にとって程よい体の疲れという…

1219

人生に優劣はない。価値判断はその人次第。誰かがこうだから、とか誰かにこう言われたから、とか、一切気にするな。結局それが、幸せになる近道だ。 と言われたところで、今まで勉強してきたこと、生きてきた社会、築き上げてきた関係、地位、その他生活を営…

1216

かっこよければ、すぐ話題になる。胸を打たれたら、すぐ共有される。そういう世界だ、ものすごくフェアだと思う。誰かに負けないとかよりも、その日の一番になるとかよりももっと重要なこと、それは誰かにとっての胸のど真ん中、たった一人にとっての一番に…

1213

マンチェスター・バイ・ザ・シーの中で、父親を亡くした息子が冷凍庫の中の肉を見ただけでパニック障害を起こし、それを主人公がなだめる場面があるのだけど、僕はそのシーンがすごく好きだ。こういうことを言うと、「人の不幸が面白いなんて変だ」とか「そ…

1128

ムンク展に朝からいった。とんでもなく良かった。個人的には「病める子」が一番好きで、これは病床にあった彼の姉をモデルとして描かれた作品なのだが、こういう作品を、誰かに「好き」と言うのは難しい。というか、なんだか少し不謹慎な気がして後ろめたい…

1127

昨日はレディ・バードを早稲田松竹に観に行き、その後図書館にこもって町屋良平「しき」を読了した。今朝は早い時間からバイトに行き、昼を食べてから少し午睡をして今はミシェル・リオの「踏みはずし」を読んでいた。主人公が自分に宛てられた手紙を読んで…

1122

帰りの電車はバカみたいに混んでいて、本を読む気にも映画を観る気にもならずひたすら息苦しい車内に耐えながらエレカシを聴いた。20数年間東京に生き続けてきたが、こんな地獄みたいな電車にはもう乗りたくない。慣れなんてものはない。死んだ目になるだけ…

1119

昨日は少し飲み過ぎて遅めの起床。ゴーストワールドを今日ツタヤに返却しなければならなかったので観た。これは単なる青春映画に終わらないことはなんとなくわかったけれど、何がどう深いのか上手く説明できない。最後に主人公はバスに乗り、どこへ向かった…

1116

おれのことを嫌いな人が絶対にいるが、おれは、おれ自身がその人よりおれのことを嫌いでいないと恥ずかしくて生きていられない。

1115

昨日はライブ、今日はバイト。明日もバイトで、夜練習。よしよし、お前は頑張ってるなと自分に言い聞かせている。最近思うのだけれど、毎日つらい、どうしようもない、泣きたい、どうしてこんな毎日を送らなきゃいけないんだろうと考えて苦しくなってしまう…

過去に向けた言葉たち

自分より何十歳も年齢が上の人が、毎日何冊も何冊も本を読み、性懲りも無く「人生ってなんだろう」「幸せってなんだろう」と考えて、考えても考えても答えが見つからずに、そして見つからなくても、あるいは見つからないがゆえに、どこか前を向く手掛かりを…

1112

最近ブログを書くペースがまた落ちてしまっているのは、日々忙しく生きているからだと言いたいところではあるが、大して忙しく生きているわけでもないし逆に忙しくしていればしているほど書き記したい感慨は増えていくもので、つまり、何も言えないのである…

1107

体調を崩して丸一日寝ていた。おかげで本をたくさん読めた。鷺沢萠「川べりの道」は、何回読んだかわからないほど読んだけれどやっぱりいい小説だ。この小説を読むと、普段生きていても中々気付かない、けれど自分が大切にしている、失くしたくない何かに知…

淘汰されていくもの

あなたは何が好きですか? こうして何年も、のうのうと生きていると、自分が大切にしているものが無茶苦茶に破壊されている場面に遭遇することがある。それはものに限らない。風景、場所、ひと、優しさ、愛、あたたかさ、そういった類のすべてのものが。 そ…

1027

何でもないことが頭から離れず、何でもないにも関わらず何らかの意味を持った悪い出来事の兆候のように頭のどこかに居座っていることがある。どんな出来事も自分が非難されているように映る時は、大概自分が自分の生活に後ろめたさを感じていることが多い。…

1025

気狂いピエロを途中までみた。全然ちがうことを考えてた。 「文学的」な歌詞、というやつがどうにも無理になった。とりあえず難しい漢字を使っておけばいいと思っている人は漢字検定でも取ればいい。平易でわかりやすい言葉で、複雑でわかりにくいことを体現…

1024

「カメラを止めるな!」をやっと見た。評判通り面白かった。帰りの電車では堀江敏幸「曇天記」を読んだけれど、疲れていたからかあまり頭に入ってこなかった。本当は大好きなのだ。最寄駅からの歩きでは、最近聴いているラジオ「学問のススメ」の都甲幸治さ…

1023

今日はそこまで本を読まなかった。どちらかというと音楽をたくさん聴いた。ありふれた言葉がメロディーに乗った瞬間に輝き出す、あれが好きだったのに、いつの間にかそれが好きだったことを忘れてしまってたみたいだと気付いた。何かに気付く時は、こころが…

1022

今何か頑張っていても、それが成果につながるとは限らない。当たり前のことだ。それでも頑張れば何か素敵な未来につながるかもしれない。つながらないかもしれない。どっちに転んだとしても、その価値を判断するのは他人ではなくて自分だ。しかるべきその時…

わかっているような顔

何か途轍もなく悲しいことがあった、嬉しいことがあった。もしくは朝の光が水溜りに反射して輝いている風景や、夕焼けがビル群を優しく茜色に染めている遠景を眺めて日々の疲れが癒された。そんな感慨を覚えた時よりも、何もない帰り道、疲れ果てた足で詰め…

鉛筆

「心をまとめる鉛筆とがらす」尾崎放哉 鉛筆を尖らすことは、それ自体すり減らすことでもある。この尾崎放哉の句を読むと、削れば削るほど尖っていき、尖らせすぎるとポキっと折れてしまう鉛筆の有様が、そのまま人間の姿として伝わってくる。 心をまとめて…

無駄な疲れ

この世に無駄な疲れは存在するのだろうか、などと考えていたら、無駄に疲れた。 ベッドと壁の細い隙間に鍵を落としたことがある。試行錯誤を繰り返して、やっとのことで「うちわの先にガムテープを貼り付けて鍵を釣り上げる」という技を編み出し鍵を救出した…

新宿駅

音が聞こえている。ぐわんぐわんと頭の中で鳴り響いている。だけどそれは音楽みたいな素敵な響きじゃない。ザーザーザー。人身事故の影響で、電車に遅れが出ています。隣のホームの発車ベル。駅員に怒鳴り散らす男の声。大学生の笑い声。ワーワー。キャーキ…