20201223

嘘をついているつもりはなくても、結果的に嘘になってしまうことがある。ほんとうのことなんてきっと無い。誰かが僕に言った言葉や、僕が誰かに言った言葉は、選び取られた一つでしかなくて、それらを選び取る過程で生まれた様々な感情の一つ一つは、当たり前のことだけれど相手には簡単に伝わらない。想像力と割り切ってしまえばそこまでだが、僕らにはその選び取る過程も含めて、言葉に対して責任を持つ必要があるはずだと、思えば思うほど、言葉にすることが億劫になってくる。

無口でいる人は、その無口でいるという姿勢自体をもって相手に何かが伝わっていればいいはずなのだけれど、発信しなければ考えていないことと同じと、思う人があまりにも多い気がするし、僕自身もそう思う節がある。優しい人間になりたいと思うけれど、優しさってすごく難しい。また当たり前のことしか書けなかった。