最近

12/20,27とライブをして一年間のライブが全て終わった。この一年間でライブをした本数は弾き語りも含めて全部で三十数本。それが多いのか少ないのかはわからないけれど、ライブ以外のことも合わせて自分たちなりに最大限活動できた一年だったと思う。ライブに足を運ぶことがそんなに簡単なことじゃないとわかっているから、毎回毎回誰かが見に来てくれることが本当に嬉しかった。一年間ありがとうございました。

12/20にライブをするまで、僕らとしては珍しく一ヶ月弱の空白があった。どのバンドもそうなのかもしれないけれど、僕らはライブを一区切りとしてそれに向けて練習や曲作りをしています。だからこそこの期間はすごく貴重で、先のことを見据えて何ができるか、それぞれが一つ一つ果たして行こうと決めていた。

それなのに僕の場合、目の前にライブがない毎日はとにかく空虚だった。自分は一体何になりたいのか?自分は結局どうあればいいのか?みたいなことに悩んで日々焦燥。頑張ろうと思っても何を頑張ればいいのかわからない、曲を作ろうと思ってもどういう曲を作ったらいいのかわからない、という段階から一向に進まず自己嫌悪。わからないなぁ頑張れないなぁが口癖になって、寝ても覚めても寝てるのか覚めてるのかわからない日々だった。

何してたんだろう。ライブをして、人と話して、たくさんのことに気付いた。みんな頑張っている実感が欲しいだけなのかもしれない。頑張っている実感はもちろん頑張らなきゃ得られない。タフになればなるほど曲は書けない という謎の葛藤がずっと頭から離れないけれど、それすら自分がそれにすがっているだけなのでは?と気付く。無理をすることが無理なわけではなく、無理をしていないから無理が無理なんだ、という言葉で殴ってくれる人がいた。それに気付いて思いっきり頑張って曲を書いた。曲を書き続けることだけはやめたくないけれど、曲を書くために明るく生きる努力もしなきゃいけないと知った。


変わろうと思えば変われると言う人はいるけれど、きっとそんなに簡単なことじゃない。変わった人は変わるべくして変わったんだと思う。自分がなりたい自分になどどう足掻いたってなれないし、人は変わりたくなくても変わってしまう。それは残酷に聞こえるけれど、本当はとてもありがたいことなのかもしれない。なりたい自分になろうとすることも大事だけど、それよりも今を精一杯生きようと思った。堂々巡り。変わろうと思って動いていると、結局変われなくてもそれはそれでいいのだと思うものなのかもしれない。それに気付けただけでも変われてるのかもしれない。どっちでもいい。

努力する天才には勝てないけれど、凡人だって努力したらきっと天才になれるんじゃないかと思いながら日々生きたいな。手の届きようのない天才だってきっとたくさん努力してる。努力を努力と思わない強さは未だにないけれど、努力を続けていたら努力も努力じゃなくなるのかもしれないな などと思いつつ、また来年も遊んでるのか頑張ってるのかわからない生活を送ろうと思う。音楽が好きだ〜。


終わり。